韓国とインドネシアが共同開発を進めるKF-21ボラメ戦闘機の複座型 鞍馬の考2023-05-27 Sat 06:21
![]() 韓国とインドネシアが共同開発を進めるKF-21ボラメ戦闘機の複座型が初飛行を果たしました、ボラメ戦闘機複座型の初飛行は2月20日に行われ、離陸から34分間の飛行を終えて無事着陸したとの事です。このほか、ボラメ戦闘機では新型のAESAレーダー搭載型の飛行試験も準備が進められており、数年内の量産開始へ大きく前進しているところ。 ボラメ戦闘機は続いて空対空ミサイル発射試験に成功しており、第五世代戦闘機のような機体内にステルス性を意識した兵装庫を配置するのではなく機体外部に埋め込む方式という革新性を敢えて排した設計ながら、第一線戦闘機としての能力構築への評価試験を順調に進めており、改良型では機内に兵装庫を配置しステルス性を高める計画もあります。 KF-21ボラメ戦闘機の複座型について、開発を担当するKAI韓国国際航空産業ではパイロット練習用を主たる用途として発表していますが、一方で近年の戦闘機には後部に兵装士官を同乗させ、搭乗する戦闘機ではなく複数の無人機を同時完成させMUM有人無人運用を実施する事例があります、ボラメは将来改良型開発も予定されており注目の機種です。 kitaoojikikann スポンサーサイト
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カタール海軍は初の強襲揚陸艦アルフルクの進水式 鞍馬の考2023-05-26 Fri 08:06
![]() ドック?型揚陸艦っぽい? カタール海軍は初の強襲揚陸艦アルフルクの進水式を迎えました。式典はイタリアのフィンカンティエリ社で行われ、フィンカンティエリ社ピエロベルトフォルジェロ最高経営責任者、カタール首長国海軍司令官アブドラハッサンアルスライティ提督、イタリア海軍参謀総長エンリコクレデンディーノ提督はじめイタリアとカタール要人が出席しています。 L141の艦番号を有するアルフルク、奇しくもヘリコプター搭載護衛艦はるな艦番号141と重なるもので、全通飛行甲板構造を採用しているものの満載排水量は8800tと、はるな満載排水量6800tと比較し特段大きくはありません、他方特筆すべき点としてアルフルクはアスター30ミサイルによりミサイル防衛任務も担うという点で、VLSは16セルとのこと。 アルフルク、イタリア海軍の揚陸艦サンジュースト型を原型としたもので、全通飛行甲板にはNH-90多用途ヘリコプターに対応するヘリコプター発着パッド4か所とウェルドックや揚陸艇ダビットなどが配置、満載排水量は8800t、全長143mと全幅は21.5mで、短期間であれば550名の兵員を輸送可能、アスター30艦対空ミサイルや76mm艦砲を備えます。 北大路機関
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ドイツ海軍はブラウンシュヴァイク級コルベットバッチ2の二番艦エムデンを受領 鞍馬の考2023-05-26 Fri 06:32
![]() カワイイ子、来てるみたいよ? ドイツ海軍はブラウンシュヴァイク級コルベットバッチ2の二番艦エムデンを受領しました。エムデンの名はドイツ帝国海軍の巡洋艦エムデンが、第一次世界大戦における単独での長期にわたる通商破壊作戦に従事したことで有名となっており、ドイツ連邦海軍もかつてブレーメン級フリゲイトの艦名として採用、10年前に退役した名前となっています。 エムデン竣工式は4月27日に挙行されました。このブラウンシュヴァイク級コルベットはゲパルト級ミサイル艇の後継として建造され、運用特性から水上打撃力に特化、対潜装備は皆無です。満載排水量は1840t、ミサイル艇と比べ速力は26ノットと鈍足ですが航続距離が長く、バッチ2からはTRS-4Dパッシヴスキャンアレイレーダーを搭載しています。 北大路機関
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フランス海軍はエアバスヘリコプターズSDAM-VSR700無人航空機の海上試験を実施中 鞍馬の考2023-05-25 Thu 08:04
![]() 出撃の用意は整っています! フランス海軍はエアバスヘリコプターズSDAM-VSR700無人航空機の海上試験を実施中です。SDAM-VSR700無人航空機は民間船上で試験中ですが、将来はフリゲイトなど水上戦闘艦に搭載し、常時持続的に自律発着と哨戒飛行を行い、いわば水上戦闘艦のマスト上に搭載されたセンサーの延長線上として警戒監視に当たることが求められています。 SDAM-VSR700無人航空機は滞空時間を8時間とし最高速度は185km/h、GPSなどに依存せず昼夜はもちろん悪天候においても洋上の艦艇からの運用能力獲得を目指していて、ブルターニュ沖での試験では8時間の間に連続して14回の発着実験を実施、また全体では80回の完全自律発着に成功し、海軍は2035年までに15機の取得を計画しています。 北大路機関
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アメリカ海軍は新沿海域戦闘艦オーガスタを受領 鞍馬の考2023-05-25 Thu 06:30
![]() 新しい仲間が到着したわ。 アメリカ海軍は新沿海域戦闘艦オーガスタを受領しました、受領は就役を意味するものではなく今年秋に向け各種装備など最終艤装工事とともに公試を実施予定です。オーガスタはインディペンデンス級沿海域戦闘艦の17番艦、満載排水量は3104tで武装は限られていますが特徴的な三胴構造を採用し、最高速力47ノットという俊足を誇ります。 オーガスタという艦名は過去にノーザンプトン級重巡洋艦の6番艦やロサンゼルス級原子力潜水艦の23番艦などに冠せられています。沿海域戦闘艦は57mm艦砲とRAM個艦防空ミサイルのみを標準搭載し、速力とセンサー及び航空機運用能力などを駆使し艦隊の前方に展開する艦種ですが、近年その軽武装が中国海軍との対峙にて問題視されています。 北大路機関
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