清凉寺、比叡山から遠く隔てた愛宕山を新しい霊場とし、この中枢に三国伝来の釈迦像 榛名の旅2020-10-21 Wed 19:44
![]() 比叡山延暦寺の影響力を排し政治に専念するとの朝廷は、新たに仏教の都における拠点を必要としており、比叡山から遠く隔てた愛宕山を新しい霊場とし、この中枢に三国伝来の釈迦像を祀り、清凉寺をその拠点としようとしました。ここで延暦寺との対立が生じます。 五台山清凉寺はこの対立を乗り越え落成しました。しかし延暦寺と朝廷の対立は更に天皇と上皇の対立と重ね平安朝末期の騒擾へと繋がり、統治機構の緩みが全国の騒擾や反乱を誘発、命により鎮定に当った武装下級貴族が次第に武士、新しい統治者となってゆきます。 HARUNAKURAMA スポンサーサイト
榛名の旅
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どうなる自衛隊哨戒艦!?掃海艦艇簡易型か灰色の巡視船かそれともさらに安価な一案 伊勢の応2020-10-21 Wed 19:19
![]() 自衛隊哨戒艦、防衛計画の大綱に明示されたものの一隻も計画されず、そろそろ防衛大綱そのものが再改訂されそうな情勢です。 哨戒艦。真新しい響きに各国が導入するOPV、・・・オッパイヴァレー、ではなくオーシャンパトロールバッセルを導入するのではないか、という声が当初はありました、例えば長崎と玉野で建造が進む30FFMからミサイルをすべて省いて機関出力も二割程度に抑え、できれば全長も抑えてその分兵装が無い分、一人あたりの居住区画に個室を中心に相当余裕を執り、半年単位で乗艦できる居住性を、と考えたものですが、どう考えても建造費は250億円を超えます。 将来型三胴船。防衛装備庁がシンポジウムで展示していました模型やCGから、こちらも考えられる、と昔は思い馳せたものですが、そもそも実績の無い船形ですのでリスクが大き過ぎますし、軽金属を用いた場合の腐食の懸念や、実際量産した場合に大型三胴船の建造実績を持つ造船会社が日本に無く、コストがさらに膨らむ可能性があります。オースタルなどの海外企業から国内の旅客船向け高速船実績を積むまでは、コスト面で自衛隊がさけるリソースが少ないのですね。 掃海艦艇の船体流用。考えられるのはこれかな、と思っていました。掃海艇は現在、機雷掃討装備の発達により建造コストが跳ね上がり、機雷戦コンピュータや機雷探知装置に機雷処分機具の費用増大で、すがしま型と、うわじま型、掃海艇と機雷掃討艇で建造費が三倍になってしまいました。しかし、掃海器具だけを曳航する掃海だけならば、安価に建造できる。もっともこれではPAM機雷はじめ昨今主流の知能化機雷へ対処が難しいのですが、掃海とともに平時にはプレゼンスの発揮だけにもちいるならば、機雷掃討機具を搭載していない掃海艦艇ならば50億円程度で建造可能で、地方隊の手持ち戦力の補完にもなる。こう考えては居ました。 可能性としてもう一つ高いのは、海上保安庁くにがみ型巡視船をそのまま灰色に、自衛艦塗装としてしまうことです。42億円で済む。火力に不安があるならばアメリカが哨戒艇に搭載している射程18kmのグリフィンミサイル程度ならば後日装備(という名の有事まで載せる検討さえしない)方式もあり得ますし、スキャンイーグル無人偵察機を(陸上自衛隊に協力を要請するとしててっとり早く拝借し)搭載する事で警戒能力を高める事も出来ましょう。 そしてもう一つ。はつゆき型、あさぎり型、巡視船転用という、安倍内閣成立当時に検討された、あの時は海上保安庁に譲渡する、という前提でしたが、こんな選択肢もあるのかもしれません。自衛隊は現在絶賛人員不足です、が、はつゆき型からシステム艦としての能力と対艦対潜対空各兵装を76mm艦砲とCIWSを残して撤去し、3直勤務ではなくほぼ日帰りに近い2直勤務とすれば、70名で運用できる、と側聞したのですよね。案外こちらが安上がりなのかもしれません。ふぶき、頑張ります!ではなく、はつゆき型もうちょっとがんばる方式、だ。 HARUNAKURAMA
伊勢の応
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アルザス初の公試,アキテーヌ級は仏伊共同水上戦闘艦計画FREMMに基づき建造された水上戦闘艦 鞍馬の考2020-10-21 Wed 08:07
![]() アルザス、歴史的な響きですがフリゲイトの艦名です。 アルザスが10月5日、初の公試へロリアン造船所を出航しました。アルザスはフランス海軍の最新型防空フリゲイトです。アルザスはアキテーヌ級フリゲイトの一隻ですが、アキテーヌ級は対潜型と防空型が建造されており、対潜型については既に6隻が建造され、輸出もされている一方、防空型は今回公試に漕ぎ着けたアルザスが一番艦となります。 アキテーヌ級は仏伊共同水上戦闘艦計画FREMMに基づき建造された水上戦闘艦で、共同開発ながら外見は全く異なる点が特色です。基準排水量5200tと満載排水量6100tであり比較的大型、全長は142mです。ヘラクレスレーダーとSETIS戦術情報処理装置による高度な防空能力を有し、射程120kmのアスター30ミサイルを32発VLSに搭載しています。 アルザスは防空型の一番艦で防空型は二番艦ロレーヌと併せ2隻が整備、前型にあたるホライズン欧州統合防空艦計画により建造されたフォルバン級2隻と共にフランス海軍の艦隊防空中枢艦となります。公試はフランス国内においてCOVID-19感染症第二波の最中に実施され、造船所関係者や海軍関係者等艤装員100名は徹底した対策の下で乗艦しました。 北大路機関
鞍馬の考
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モービルが初の公試に成功-インディペンデンス級沿海域戦闘艦の13番艦 鞍馬の考2020-10-21 Wed 06:55
![]() 沿海域戦闘艦の話題です。 モービルが9月25日、メキシコ湾での初の公試に成功しました。モービルはアメリカ海軍が建造したインディペンデンス級沿海域戦闘艦の13番艦です。インディペンデンス級沿海域戦闘艦の建造は急ピッチで進められており、2020年には4隻が竣工する予定です。インディペンデンス級沿海域戦闘艦の特色は三胴型船体を採用し高速性を重視した点にある。 インディペンデンス級沿海域戦闘艦は基準排水量2300t、満載排水量3100t、ディーゼルガスタービン併用により8万3400馬力を発揮し40ノットの高速航行が可能です。三胴構造により排水量では小型艦ながら船体最大幅は32mあり、MH-60多用途ヘリコプター2機を搭載可能です。他方、武装は57mm艦砲とSEA-RAM簡易防空システムのみ、軽装です。 北大路機関
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