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第二北大路機関

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岡崎城、龍燈山城と当初呼ばれた城郭は文字通り当初は只の城郭でした 榛名の旅

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龍燈山城と当初呼ばれた城郭は文字通り只の城郭、徳川家康が生まれた当時は土塁や堀こそありましたが石垣等近代城郭の定義は至らず、武家屋敷に家臣団が備蓄や武具と備える造りでした。しかし、前述の通り徳川家康には思い入れ或る城郭であり、優遇されてゆく。

本多康重、徳川家康譜代の重臣で三河岡崎藩初代藩主の時代に複合連結式望楼型三重三階天守閣が造営されました。1617年築ですが、現存しません。江戸時代初期、幕府は城郭の拡張を造反の萌芽と警戒していましたが、岡崎城拡張は例外的に優遇されていたのですね。

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榛名の旅 |

英国行きタンカーに密航者、乗組員脅す 英軍が7人拘束 日向備忘録

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英国行きタンカーに密航者、乗組員脅す 英軍が7人拘束 AFP報道です

ナイジェリアから4万2000tの原油を積載しサウザンプトンに向かうタンカーで密航者が発見され、南イングランド沖にて密航者が乗員に暴行を加えようとしたために操船不能となり、イギリス海軍特殊部隊SBSが出動、7人を拘束したという、一歩間違えれば映画の東京湾炎上イギリス版となりそうな事態が在ったようです、SBS,お手柄ですね

↓AFP
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日向の録 |

74式戦車近代化改修,偵察戦闘大隊編成から十五年遅れの後知恵 伊勢の応

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空母が艦載機を載せ替えれば最新型に返り咲くように、74式戦車の話題をひとつ。

74式戦車の改造。手遅れではあるけれども2005年くらいに考えていれば、と思ったのは2005年に生産終了となる89式装甲戦闘車について、89式装甲戦闘車の砲塔を74式戦車に載せて戦車大隊を廃止し偵察戦闘大隊にあの時点で改編していれば、という。87式偵察警戒車の25mm機関砲では、余程軽武装の敵が威力偵察に来ている場合でもなければ対処が難しい。しかし、重MATと35mm機関砲ならば用途はあります。

G型改修、いわゆる74式戦車改が軌道に乗らなかったのは、改修費用が一億円、この一億円でまあまあ当時としては使える水準まで下駄をはかせられるのは今から考えればかなり厚遇できていたといえるのですが、この費用が90式戦車の調達を圧迫する、当時の大蔵省の感覚でいう”74式戦車を改造してなんとかなるのならば90式戦車は不要ではないですか”という指摘に対応できなかったという官僚の事情が一つはあったためでした。

偵察戦闘車に改造する。これならば戦車ではない、と主張できたはずです。正面装甲は砲塔で考えれば74式戦車よりも89式装甲戦闘車はかなり薄い、不安も残ります。しかし、偵察用とするならばある程度納得はできますし、もう一つ、74式戦車は老朽化でエンジンが弱っていますので、砲塔を軽量化して戦闘重量を38tから35tに軽量化できるならば、出力が老朽化して低下したエンジンでも充分な出力重量比を維持する事はできましょう。

74式戦車を単純に主力戦車として第三世代並みに改修するのは、90式戦車の新造ほど費用対効果が高いとは言えない。第二世代戦車は、戦車の三要素”攻/走/守”のうち2要素しか満たせません、当時は戦車に搭載できる小型の1500hpエンジンや軽量だが圧延均一鋼鈑1000mm相当の防御力を有する複合装甲技術が無かった、故に危険な弾薬を車内各所に分散させるとか、後に禁忌となる設計を採用している、再設計は難しい。

”攻/走/守”のうち”攻/守”を選んだセンチュリオンやM-60などは、オリファントやサブラのようにまあ改修の余地はあったのですが、レオパルド1やAMX-30などは暫定的な改修は行われても2020年代まで第三世代相当への改修は実現していません。74式戦車の場合は、エンジンを車体延長によりもう少し高出力化した上で油圧懸架装置をトーションバーに置換えて、砲塔は全く新型とするか、弾薬庫を置けるよう後部全体を取り換えるほかありません。ただ、偵察車ならば、用途はあったと思う。

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伊勢の応 |

日本にもアメリカ海兵隊FORCEDESIGN2030のような第三社が容易に検証できる装備計画が必要 伊勢の応

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アメリカ海兵隊FORCEDESIGN2030、思い切った事が海底あるけれども中国の軍事力やARMYDESIGN2025とともに読み解くと面白い。

AH-1Sの減少や89式装甲戦闘車の不足などは、日本がどういった装備体系を、なぜ必要なのかという指針とともに防衛省が明示していない為、というものがあると思う。不足というよりも現状は自然減に甘んじて、要するに戦闘で消耗しているのではなく予算と単純な耐用年数で消耗している装備の中で立て直している一人戦時下のような状況にあるともいえるゆえに。思うに、防衛構想を国民的論議に展開させると、専守防衛と平和憲法という神学論争に揶揄される状況が防衛装備体系の画定に影響されることを懸念している為のように思えるのですが、此処と取り払わねば、一人戦時下で周辺国の脅威の前に一人で装備が削られ損耗してゆく現状からは脱却できないように思う。

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