鞍馬の考:時事論点・・・OPECの生産量、過去最高水準に 今年7月2016-08-27 Sat 18:37
![]() OPECの生産量、過去最高水準に 今年7月、CNN報道です 石油価格を高めるためのOPECへの減産要求、これに対してOPECの石油生産は過去最高水準で推移しているようです。産油国は、かつて枯渇したともいわれたロシアとアメリカのシェールオイル、南米などの新油田採掘により、世界の埋蔵量でのシェアでは中東は比較的その地位を後退させていますが、一方で掘削コストが1バレルあたり40ドル以下の石油生産総量では中東OPEC諸国のシェアは大きく、1バレルあたり30ドル以下の埋蔵量となれば、中東が独占します 石油価格の低下は、中東諸国にも収入源を絶たれる大きな負の要素となりますが、ほかの新油田を持つ諸国では死活問題で、石油価格暴落後、2005年頃にはバブルに沸いたベネズエラなどは気息奄々、ロシアやアメリカの石油掘削も停滞しています、しかし、中東諸国はこれらの油田を破産状態に追い込むことで、かつての石油戦略、1973年のような発言力を回復させることとなり、これが新しい摩擦、石油価格を高めたい諸国との摩擦にも繋がる要素となっています ↓以下CNN報道 OPECの生産量、過去最高水準に 今年7月 2016.08.18 Thu posted at 18:31 JST ロンドン(CNNMoney) 石油輸出国機構(OPEC)は18日までに、加盟国による今年7月の石油生産量は日量3310万バレルを超える過去最高水準を記録したと報告した。6月と比べ4万6400バレル増。 昨年の日量平均と比べ100万バレルを超える水準で、14年比では200万バレル多い。 世界市場では原油の価格安が進んでいるが、OPECは市場シェアを確保するため過去2年、増産路線を維持している。世界全体の供給量のうちOPECが握る比率は35%以下で、14年4月は32.6%だった。 OPECを主導するサウジアラビアの今年7月の生産量は日量約1050万バレルで、6月比で3万バレル増の過去最高となった。イラク、イランやアラブ首長国連邦(UAE)の生産量も増え、ナイジェリアとベネズエラの減産分を穴埋めする格好となった。ベネズエラの生産量は日量2万バレル落ち込み、過去13年間では最低水準となった。 一方、OPEC以外の産油国の生産量は下落を続けている。米国の原油などの生産量は今年、日量平均で1360万バレルになる見通し。昨年比では約3%減となる。米国の石油業界は価格低落で打撃を受けており、同国内の油井の数は最多だった14年12月からは77%と激減している。 OPECは8日、アルジェリアで9月下旬、予定していなかった非公式会合の開催を発表。OPECに加わらない世界最大の産油国ロシアも参加予定。会合では価格を安定化させる対策が打ち出されるとの臆測も流れている。 ttp://www.cnn.co.jp/business/35087689.html?tag=cbox;business スポンサーサイト
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