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鞍馬の考:時事論点・・・中学校の授業に?「銃剣道」とは 小中学校の新しい学習指導要領

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中学校の授業に?「銃剣道」とは 小中学校の新しい学習指導要領、NHK報道です

銃剣道、もともとは明治陸軍が宝蔵院流槍術を参考に構築したものです、槍と云えば宝蔵院、とは宮本武蔵の言葉ですが、銃剣道は槍術に切り替わり今日に至ります、剣道は剣術流派が入り乱れ、実のところ義務教育の剣道では原型が残るものがありません。ただ、その昔、型稽古で鞍馬京八流をみましたが、あれは攻撃用でちょっと義務教育では無理を感じました。安土桃山時代から兵農分離の進展と共に殺人刀と活人剣といわば実戦戦術と精神修練へ流派が分かれる中、義務教育剣道は形式としては禅の影響を受けた活人剣の様式の影響を受けつつ、型稽古に終わらず勝敗にこだわる殺人刀の影響を折衷しているのです

国井家鹿島神流や戸田一刀流、富田平常無敵流、北辰真武一刀流に示現流と加藤田神陰流、いろいろあるのですが義務教育の教育時間では座学が限度でしょう、しかし、銃剣道は宝蔵院流槍術を徴兵短期教育を主眼に簡略化したものですので、短期間で一定水準まで習得できますし、宝蔵院流槍術は伝統武術です。また、それならば宝蔵院流槍術をそのまま教えれば良いと思われるかもしれませんが、宝蔵院流槍術と銃剣道の違いは槍と木銃の長さで、双方とも突きを基本としていますが、後者の方が撓りがある分、怪我の確率を抑えており安全性に配慮しているのですよね、何より国民体育大会で採用される種目ですし、批判が出ている理由がよく分かりません

↓以下NHK報道
中学校の授業に?「銃剣道」とは
3月31日 18時44分
小中学校の新しい学習指導要領が31日に公示され、中学校で教える武道の例に「銃剣道」という競技が加わりました。あまり耳慣れないだけでなく、中学校の授業に適切かどうかという議論も起きています。銃剣道とはどのような競技なのか、取材しました。
どんな競技?

銃剣道の試合風景は、剣道と似ていますが、竹刀の代わりに長さ1.66メートル以上、重さ1.1キロ以上の「木銃(もくじゅう)」を使います。剣道と違って認められるのは「突き技」だけで、相手の胸やのどなどを突いて1本を争います。
昭和55年から国体の競技種目にもなっており(現在は隔年実施)、全日本銃剣道連盟(本部・東京)によりますと、国内の競技人口は約3万人、全国に約100か所の道場があるということです。
新たな指導要領に異論新たな指導要領に異論
31日に公示された新しい学習指導要領では、武道を教える狙いとして、「我が国固有の伝統と文化により一層触れることができるようにする」ためとしています。柔道や剣道、相撲はそのうちひとつが「必修」で、「空手道、なぎなた、弓道、合気道、少林寺拳法、銃剣道など」が、学校や地域に応じて選択できる武道だとしています。
これまで「選択」の武道は「なぎなたなど」でしたが、新たに銃剣道などが加わったわけです。

これに対し異論を唱えたのが、新潟県の米山知事です。
自身のツイッターで、「柔道、剣道、相撲はルールも整備され、競技人口も多くスポーツとして確立しているが銃剣道はその状況になく時代錯誤としか言えない。恐怖を覚えます」と述べました。

そして反対する具体的な理由として、
▽日本で『銃剣』を所持することはできないので、銃剣道を習っても護身に用いることは不可能。
▽棒を使った護身術なら剣道が上。
▽習ったあと競技を続けられる人も極めて限定される。
といった点を挙げたうえで、「戦前精神論への郷愁以外のいったい何でしょうか?」と疑問を述べています。
なぜ反対?銃剣道の成り立ちは
「戦前精神論」という指摘の背景には、銃剣道の成り立ちもあると考えられます。
全日本銃剣道連盟の鈴木健副会長によりますと、銃剣道は明治時代にフランスから伝わった「銃剣術」に日本の槍術を取り入れたもので、旧日本軍の訓練にも導入されたということです。
戦後、昭和31年に連盟が設立され、スポーツとして一般への普及活動が続けられてきました。
それでも現在の競技人口の約9割は、自衛隊員だということです。

こうした経緯や名前の「銃」のイメージが悪いためか、ツイッターなどには「軍国教育に少しずつスライドしている印象を受けてしまう」、「中学教育に『銃』の字が入るなど考えられない」といった否定的な意見のほか、「指導者が少なくて授業が成り立たないのでは」という、実施を懸念する意見も見られました。

一方で、「銃剣道が軍国主義につながるという発想は安易」とか、「銃剣道は立派な武道ですよ」、「試合とかめっちゃ楽しいよ!!」といった意見もあり、議論となっています。
文科省は「あくまで表記に加えただけ」
文部科学省によると、当初は銃剣道を実施している中学校が1校しかなかったため、学習指導要領の改訂案には明記していなかったということです。
しかし改定案についての意見を募ったところ、「国体の種目にもなっていて入れるべきだ」という要望が数多く寄せられたことから、最終的に銃剣道を加えたと説明しています。そのうえで、「あくまで表記に加えただけで、授業で必ず銃剣道をしなくてはいけないものではない」としています。
連盟は「心身の鍛錬と礼節を学ぶことが目的」連盟は「心身の鍛錬と礼節を学ぶことが目的」
全日本銃剣道連盟の鈴木副会長は、学習指導要領に加わったことについて、「非常にありがたい。銃剣道は心身の鍛錬や礼節を学ぶことなどを目的とした近代武道であり、剣道や柔道と変わりはない。防具もしっかりしているので、見た目で感じるより、事故やけがは少ない」として、中学で学ぶ武道に適していると話しています。
そして批判的な意見に対しては、「銃剣道への認識が不十分なところもあるので、実際に競技をしているところを見てもらえれば、理念を理解してもらえるのではないか」と述べています。

新しい学習指導要領は、中学校では平成33年から実施されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010932851000.html?utm_int=news_contents_news-closeup_002
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