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決選投票迫るフランス大統領選、両候補の外交政策を読み解く【Weblog北大路機関補足:2017-05-06日付】

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決選投票迫るフランス大統領選、両候補の外交政策を読み解く、AFP報道です

フランス大統領選が大きな意味を持つのは、マリーヌルペン候補が当選した場合、フランスがEUから脱退し、欧州中央銀行秩序や欧州統合秩序が大きく転換する可能性が非常に高い為です。EUは1993年のマーストリヒト条約により成立した欧州共同体の結晶です。しかし、元は1948年のブリュッセル条約において第二次世界大戦後の欧州平和に関する機構交渉を端緒とし、1954年のパリ協定と共に成立した西欧同盟と歩調を併せました。

EUは2007年のリスボン条約により、欧州の国際機構としての機能を包括化するとともに、欧州石炭鉄鋼共同体や欧州共同体という各分野の協力枠組はEUへ統合されています。また、西欧同盟についてはEUへの統合化の流れと共にその役割を終えたとの合意から2010年に西欧同盟パリ協定の条約効力停止として歴史の幕を閉じており、EUという欧州統合の大黒柱を喪失すれば、欧州統合は1950年代の水準まで戻る可能性は否定できません。

↓以下AFP報道
決選投票迫るフランス大統領選、両候補の外交政策を読み解く
2017年05月06日 15:58
【5月6日 AFP】フランス大統領選決選投票で対決する2人の候補の違いが最もはっきり表れているのは、おそらく外交政策だろう。中道のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏は国際社会との緊密な関係を求めるのに対し、極右のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏はフランス第一主義を唱えるナショナリズムの旗手だ。
 7日の決選投票の結果次第で、フランスと世界との関係がどう変わり得るのか見てみると──。
■欧州連合(EU)
 EUにおけるフランスの未来は、大統領選の争点の中心だった。
 ルペン氏の欧州蔑視には根深いものがある。彼女はEUが「死ぬだろう」と予測し、フランスのEU離脱「フレグジット」の是非を問う国民投票を実施すると約束した。
 ルペン氏は長く、単一通貨ユーロ圏からの脱退と仏通貨フランの復活も訴えてきた。加えて、EU内で旅券なしの越境を認めるシェンゲン(Schengen)圏からの脱退も提唱している。
 前経済相のマクロン氏はEUの改革と強化を求めている。彼は19か国が加盟するユーロ圏だけの予算をEUとは別に組むことを提唱。ユーロ圏だけの議会や財務相の創設も提起している。
■ブレグジット
 マクロン氏は、EU離脱交渉で英国の思い通りにはさせないと示唆している。
 一方のルペン氏は、英国の離脱の決断を「自国の運命の支配権を取り戻した」と称賛している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3127365?cx_part=txt_topstory
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