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仏大統領選 マクロン氏勝利 極右政党のルペン氏破る 勝利宣言 「大きな名誉で大きな責任」【Weblog北大路機関補足:2017-05-06日付】

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仏大統領選 マクロン氏勝利 極右政党のルペン氏破る
勝利宣言 「大きな名誉で大きな責任」 NHK報道です

マクロン氏への投票は得票率が66.06%、ルペン候補が33.94%とのことで、圧勝といえる結果におわりました。フランス共和政では最年少の大統領誕生となります。勿論、フランスの若い新指導者には名誉と等しい重責があります。今回の選挙は、極右か極右でないか、という視点が大きな比重を占め、極右台頭を抑えるための市民の結集、という位置づけもあり、欧州連合におけるフランスの位置づけと労働者権利や国内産業保護との共益確保、中道政策での保守層や革新層との調和等へ意欲的に取り組む責任を負います

↓以下NHK報道
仏大統領選 マクロン氏勝利 極右政党のルペン氏破る
5月8日 9時16分
7日に行われたフランス大統領選挙の決選投票では、中道で無所属のマクロン候補が極右政党のルペン候補を破り、勝利しました。EU=ヨーロッパ連合との関係を重視し、移民の受け入れにも寛容なマクロン氏が勝利したことで、EUの混乱は避けられ、世界に広がる自国の利益を優先する動きにも歯止めをかけることになるのか、注目されます。
フランス大統領選挙は7日、決選投票が行われ、内務省によりますと、開票はほぼ終わり、マクロン候補の得票率が66.06%、ルペン候補が33.94%で、マクロン氏がルペン氏を破って勝利しました。

マクロン氏はパリ市内のみずからの陣営からテレビで演説し、「非常に大きな名誉で大きな責任を感じる。社会の分断や経済問題など、多くの課題がある中で、国民とともに進んでいきたい」と述べ、勝利を宣言しました。
一方、ルペン氏は「フランスが直面する多くの課題を前にマクロン氏が成功することを祈っている」と述べ、敗北を認めました。

EUとの関係を重視するマクロン氏の勝利したことで、市場ではEUがさらに混乱する事態は避けられたという受け止めが広がっています。また、多様な社会の実現や国際協調を掲げるマクロン氏がフランスの大統領になることで、アメリカのトランプ政権の発足などを受け、世界に広がる自国の利益を優先する動きにも歯止めをかけることになるのか、注目されます。

一方で、ルペン氏も国民戦線の候補としては、これまでで最も多い1千万を超える票を獲得して、フランス国内で高まるEU統合や移民の受け入れへの国民の不満を反映した形となり、マクロン氏は大統領として、こうした不満を解消していけるかどうかが問われることになります。
EUの枠組み堅持を前面に
中道の無所属、エマニュエル・マクロン氏は、フランス北部のアミアン出身の39歳。多くの大統領を輩出し政治家や官僚などの養成のための高等教育機関であるフランス国立行政学院を卒業したあと、政府機関の職員を経て投資銀行に転身し、経済界でも幅広い人脈があるとされています。

前回2012年の大統領選挙で、オランド大統領の陣営に加わり、オランド政権では大統領府の幹部として働いたあと、2014年に経済相に就任しました。経済相として景気の低迷が長引くフランス経済の活性化のため「マクロン法」とも呼ばれる大規模な構造改革を進める法律を可決させ、商業施設の日曜や夜間営業の拡大や長距離バス路線の自由化などを実現しました。

しかし、政権の支持率が低迷する中、去年4月、左派でも右派でもない政治を目指すとして、「前進」という独自の政治運動を立ち上げたあと、8月に経済相を辞任し、大統領選挙への立候補を表明しました。選挙戦では、これまで政権を担ってきた社会党や共和党の候補者が失速する中、先月行われた1回目の投票では24%余りの票を獲得して首位となり決選投票への進出を決めました。

私生活では、みずからの高校の教師で所属していた演劇部の顧問でもあった25歳年上のブリジットさんと10年前に結婚。若さと甘いマスクに加え、その華麗な経歴から、史上最年少のフランス大統領となるのか、注目されていました。

マクロン氏は、大統領選挙に向けた公約で、「閉塞(へいそく)感をなくし弱者を守る社会を目指す」としています。そして、国や地方の公務員を最大で12万人、議員定数を最大で3分の1それぞれ削減して歳出を抑える一方で、経済成長を促すための企業への優遇策として法人税を減税したり、年金などの社会保障費の企業負担を減額することなどを訴えています。

一方で、社会格差の是正のために、失業手当の給付基準を緩和し自営業者が職を失った場合や自己都合で退職した場合などにも支払われるようにすることを訴えています。さらに、失業率や犯罪率が高い大都市の郊外などを対象に、小学校の少人数学級を実現し教師の数を増やすことや、この地域出身の若者を雇用した企業に、3年間で170万円余りの補助金を支払うなどとしています。

また、マクロン氏は「ヨーロッパが私の公約の中心だ」と述べ、EU=ヨーロッパ連合の枠組みを堅持することを前面に打ち出しています。具体的には、単一通貨のユーロを維持し、ドイツと連携してEUのけん引役を果たすとともに新たに、エネルギーやデジタル分野での単一市場の創設を目指すなどEUのさらなる統合を進めることも目指すとしています。

また、焦点となっている中東やアフリカなどからの難民の受け入れについては、EUの方針に従って受け入れるとする一方で、合法的な手続きを経た移民についても受け入れを進めるとしています。また、EUなどの各国間を国境審査なしで移動できる「シェンゲン協定」は守りながら域外との境界の警備は強化し、不法な移民は取り締まるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170508/k10010973131000.html?utm_int=word_contents_list-items_003&word_result=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8

マクロン氏が勝利宣言 「大きな名誉で大きな責任」
5月8日 4時19分
フランスの大統領選挙の決選投票で中道で無所属のエマニュエル・マクロン候補の勝利が確実になったと伝えられたことを受けて、マクロン氏は日本時間の午前4時ごろ、パリ市内にあるみずからが率いる政治運動「前進」の本部からテレビを通じて演説し、「非常に大きな名誉で大きな責任を感じている。私に投票してくれたすべての国民に感謝したい」と述べ、勝利を宣言しました。
そのうえで、「社会の分断や経済問題など、多くの課題がある。ルペン氏を支持した人々の間に怒りや不安があることも理解している。偉大な歴史を持つフランスの国民とともに進んでいきたい」と述べ、国民の連帯を呼びかけました。

また、これに先立って、マクロン氏は、AFP通信に対して「今夜、フランスの長い歴史の中で新たな章が始まった。これを希望と信頼の章にしたい」と述べました。
「極右に投票せず済むよう すべて実行」
パリのルーブル美術館の前の広場には、大統領選挙の決選投票でマクロン氏の勝利が伝えられると、広場を埋め尽くすほど大勢の支持者が集まりました。EUの歌とされるベートーベンの交響曲第9番「第9」の演奏が流れる中、マクロン氏がステージの上に姿を見せると、支持者から大きな歓声が上がりました。

マクロン氏は、「皆さんありがとう。勇気を持って戦ってくれたことを感謝します。皆さんは勝利しました。フランスは勝利しました。私はフランスを守ります」と述べました。そのうえで、ルペン氏に投票した有権者について、「彼らも怒りや不安を表明しました。私はその声を尊重し、国民が今後、極右に投票しないで済むよう、できることはすべて実行します」と述べ、経済の立て直しや社会の格差の解消に取り組む決意を示しました。

さらに、「世界は、フランスが自由を守ることを期待しています。ヨーロッパを立て直すために大きな役割を果たしていかなければなりません」と述べ、EUとの関係を重視していく姿勢を強調しました。最後に、「国民は1つになることを望んでおり、私は和解を目指します。自由、平等、友愛という共和国の価値観に基づいて、皆さんに仕えたい」と述べ、国民の融和に努める姿勢をアピールしました。
オランド大統領「開かれたフランスを象徴」
オランド大統領は声明を発表し、この中で「マクロン氏の勝利は、大多数の国民による共和国の価値観を結集し、EU=ヨーロッパ連合との連携や世界に開かれたフランスを象徴するものだ」としています。
英メイ首相「英仏で共通の課題に」
イギリスの首相官邸は声明を発表し、メイ首相が電話で祝意を伝えたとしたうえで、「イギリスとフランスの緊密な関係を生かし、共通する幅広い課題に取り組むことを楽しみにしている」と呼びかけたとしています。

また、メイ首相は電話の中で、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱交渉にも言及し、離脱後もEUと強いパートナーシップを維持したいとして、G7サミット=主要7か国首脳会議などの場で意見を交わしたいという意向を伝えたということです。
独メルケル首相 電話で祝意
ドイツ政府の報道官によりますと、ドイツのメルケル首相は7日、マクロン氏に電話し、祝意を伝えたということです。この中で、メルケル首相はマクロン氏が選挙戦で親ヨーロッパの立場を示し、団結し開かれたEUを目指すと訴えたことを高く評価したうえで、一緒に仕事をすることを楽しみにしていると伝えたということです。

また、ドイツのガブリエル外相は7日、声明を出し、「マクロン氏はナショナリストやポピュリストといったヨーロッパに反対する人たちに抵抗できることを示した」と述べ、マクロン氏の勝利を祝福しました。

そのうえで、ガブリエル外相は「マクロン氏の勝利でドイツにも責任が生じる。マクロン氏が大統領として成功しなければ、5年後にはルペン氏が大統領に選ばれることになるからだ」と述べ、ドイツとしてもマクロン氏が進める経済改革を支援していく考えを示しました。

具体的には、経済成長や雇用の拡大には投資が必要だとして、厳しい緊縮財政の見直しや、ドイツとフランスによる基金の創設などを呼びかけていて、ドイツがここ数年フランスも含めたユーロ圏の各国に求めてきた緊縮策を見直すことも示唆しています。
トランプ大統領も祝福 「関係困難に」との見方も
トランプ大統領は、みずからのツイッターに、「マクロン氏の大勝利を祝福する。ともに仕事をすることを楽しみにしている」と投稿しました。また、ホワイトハウスのスパイサー報道官も声明を出し、「フランス政府と緊密な協力を続けることを楽しみにしている」としています。

トランプ大統領は先月、パリの中心部で警察官が死傷するテロ事件が起きた際には、「大統領選挙に大きな影響を与える」とツイッターに投稿したり、アメリカの通信社とのインタビューで、事件がテロ対策の強化を訴える極右政党・国民戦線のルペン候補を後押しする可能性があると指摘したりしました。
これに対して、オバマ前大統領が「リベラルな価値のために立ち上がった」として、マクロン氏を支持する異例のビデオメッセージを送るなど、アメリカでは今回のフランス大統領選挙に高い関心が集まっていました。

保守系のシンクタンク、ヘリテージ財団のヨーロッパ問題の専門家のナイル・ガーディナー氏は、マクロン氏について、「オランド大統領の延長線上の政権となるだろう。ほぼ90%は同じような政策で、大きな変化はないと見ている」と述べました。

ガーディナー氏は、今後のアメリカとフランスとの関係について、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いなどでは協力が続くとしながらも、「トランプ大統領とマクロン氏との関係は、困難なものになるだろう。多くの点で敵対的なものになると思う」と述べ、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ氏と、EUとの協力を重視するマクロン氏の間で、難民や貿易などの問題をめぐり、意見の対立が増えると見ています
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170508/k10010973161000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001
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