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鞍馬の考:時事論点・・・特別リポート:製造業の町、労働者がトランプ氏に求めるもの

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特別リポート:製造業の町、労働者がトランプ氏に求めるもの,ロイターコラムです

アメリカで雇用は回復したものの、低賃金労働が多く、労働組合の無い分野に雇用が集中している為、救済手段も労働者保護の取組も無い、そんな新しい問題がアメリカ中西部、寂びた鉄地域と呼ばれるかつての製鉄業中枢地域を覆っています。出来高払いの低い時給という問題がおおく、雇用にありついたとしても生活が成り立たず、高温の空調の無い工場で事故の危険に曝されることも多いという、移民の仕事を移民の賃金でアメリカ国民に還元したとしても解決策にならない実情を突き付けています

↓以下ロイターコラム
Special | 2017年 06月 23日 12:45 JST 関連トピックス: トップニュース
特別リポート:製造業の町、労働者がトランプ氏に求めるもの
Timothy Aeppel
[エルクハート(米インディアナ州) 20日 ロイター] - トランプ大統領をはじめとする多くの政治家は、米国にはもっと製造業の雇用が必要だと主張するが、この小さな町には、十分すぎるほどの働き口がある。ここにいる労働者の多くにとって、問題は雇用の数ではなく質だ。
ブランドン・サイツさん(32)の場合がまさにそれだ。中西部インディアナ州エルクハートは、世界のキャンピングカー(RV)の首都と呼ばれるほどRV製造が盛んで、サイツさんは、地元工場の組み立てラインで12年間働いた。そこで、細身のサイツさんは体を壊しかけたという。
他のRV工場の組み立て作業員と同様に、サイツさんの給料は、低い時給と、「ピース・レート(出来高払い)」と呼ばれる、割の良い特別手当という組み合わせだった。生産目標を達成して特別手当を得るため、組み立てラインは大忙しで、事故が起きることも多かった。工場勤務を始めた年、鉄鋼フレームがサイツさんに当たり、膝の腱が切れた。
そして、工場の中は暑い。大半のRV工場には、空調設備がない。「いつも汗をかいていた。夏は、2.5ガロン(約9.5リットル)の水を飲んでもまだ喉がかわく日もあった」と、サイツさんは言う。2014年に、背中を切開してレーザーで腎臓の結石を除去する手術を受けた。脱水状態が原因だと言われたという。
それをきっかけに、サイツさんはRV工場の生産ラインでは二度と働かないと決めた。「カネは良いが、身体に悪すぎる」
昨年の大統領選で、トランプ候補がアメリカ造業の復活を公約し始めたころ、エルクハートでは、まさにその復活が進行していた。
2008年から2009年にかけてのグレートリセッション(大不況)では、地元の失業率は20%に達しており、全国でも最悪レベルだったが、その後、季節調整後で1.9%にまで低下。この20年で最低となっただけでなく、全米平均の4.3%も大きく下回っている。
http://jp.reuters.com/article/usa-workers-elkhart-idJPKBN19E08H
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