第二北大路機関

第二北大路機関は、Weblog北大路機関メンテナンス時及びPC不調時の予備として設定されたブログです。

「スレブレニツァの虐殺」、オランダ政府に一部責任 控訴裁判決

ANYSDSCF0439_20170630113500b40.jpg

「スレブレニツァの虐殺」、オランダ政府に一部責任 控訴裁判決、AFP報道です

厳しい判決、と言わざるを得ません。軽装備で展開したオランダPKO部隊がボスニア紛争において民族浄化を阻止できなかったとして有罪判決です。軽装備のPKO部隊を派遣した国連が裁かれるのではなく、PKO部隊として兵員を派遣したオランダ軍が訴追されたのです。オランダ軍は冷戦時代に徴兵新兵が長髪を許されたり、将校への敬礼が免除されていたり、ソフトドラックに限りマリファナなどの服用が許されているなど自由闊達な軍隊としてNATOでは悪名を轟かせていましたが、1996年から志願制に移行すると同時にこれら軍隊としての悪弊は禁じられています。この変革の一端がボスニア派遣における民族浄化の阻止失敗、というものがあるのですが、敢えて訴追し有罪とは、驚かされました

↓以下AFP報道
「スレブレニツァの虐殺」、オランダ政府に一部責任 控訴裁判決
2017年06月27日 21:40 発信地:ハーグ/オランダ

【6月27日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争末期の1995年、ボスニア東部の町スレブレニツァ(Srebrenica)で起きた虐殺事件について、オランダの控訴裁判所は27日、当時、国連(UN)の平和維持部隊として自軍を派遣していたオランダ政府にも一部責任があるとの判断を下し、賠償金の支払いを命じた。

 同裁判所は2014年に出された下級審の判決をほぼ支持し、「スレブレニツァの虐殺」のうちイスラム教徒の男性約350人の殺害にオランダ政府の責任があると裁定した。この事件では、イスラム教徒の男性や少年8000人近くが殺害されている。

 1時間に及んだ判決で裁判官は、「オランダ国家は不法な行動を取った」とし、「セルビア人武装勢力がイスラム教徒の男性と少年らを(国連施設から)離れさせるために行った追放により、(イスラム教徒たちが)非人道的な扱いや処刑に直面するリスクが本当にあることを、オランダの平和維持部隊は分かっていたというのが結論だ」と述べた。また、避難民の中からイスラム教徒の男性や少年を選び出すことを、オランダ軍兵士が助長したと述べた。

 スレブレニツァの虐殺は1995年7月13日に発生。スレブレニツァ近郊の住民が多数避難していた国連施設にセルビア人勢力が迫り、イスラム教徒の男性らを追放。軽装備のオランダ部隊はこれを防げなかった。その後の数日間でイスラム教徒の男性や少年8000人近くが殺害された。このうち約350人の殺害についてオランダ政府に責任があるとした14年の判決については、オランダ政府、犠牲者の遺族双方が不服として控訴していた。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3133625
スポンサーサイト
北大路機関:補足記事 |
| HOME |