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鞍馬の考:時事論点・・・なぜ?閉鎖相次ぐ海水浴場 海水浴は過去の風物詩になってしまうのでしょうか?

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なぜ?閉鎖相次ぐ海水浴場、NHK報道です

治水事業の強化による河川からの砂の供給停止と海水浴需要の低下に伴う海水浴場維持費用ねん出の事業評価への厳しい指摘から毎年10カ所程度の海水浴場が閉鎖に追い込まれているとの事です。ただ、過疎地域の海水浴場は、海岸でのバーベキューが認められていたり、漁協が海水浴客向けに栄螺や鮑の稚貝を護岸設備に放流しバーベキュー用に供給する等、魅力も大きいのですが、ね

↓以下NHK報道


なぜ?閉鎖相次ぐ海水浴場
7月27日 15時16分
連日の猛暑で水辺が恋しくなるシーズンがやってきました。夏を代表するレジャーと言えば海水浴。しかし今、全国で年間に10か所のペースで海水浴場が閉鎖されています。砂浜でのスイカ割りやビーチボール遊びは過去の風物詩になってしまうのでしょうか?(ネットワーク報道部 後藤岳彦記者・長崎放送局島原支局 下田舞記者)
砂浜に石がごろごろ…砂浜に石がごろごろ…長崎県雲仙市にある千々石海水浴場。日本の自然100選、白砂青松100選にも選定される美しい海岸です。例年7月中旬から8月中旬まで、市が更衣室やシャワー室を開設し、監視員を置くなどしていて、毎年夏には多くの海水浴客が訪れています。ところがことし6月。雲仙市は千々石海水浴場を閉鎖することを決めました。市によりますと近年、砂浜の砂の減少が目立つようになり、海底の石が露出して、海水浴客がケガをするおそれがあるというのです。砂の減少の原因は分かっていません。地元の男性は「小さい子どもも浅瀬で遊べる憩いの場で、毎年来ていたので閉鎖は悲しい。海水浴場として整備し直して再開してもらいたい」と話していました。また千葉県でも砂浜の浸食のために平成22年に匝瑳市の堀川浜海水浴場が閉鎖となったほか、一宮町の東浪見海水浴場も閉鎖されています。
砂浜の後退 なぜ?砂浜の後退 なぜ?なぜ海水浴場の砂が減ってしまうのでしょうか?海岸工学が専門の大阪大学大学院の青木伸一教授によりますと、海岸の砂が流出し、砂浜がやせていく現象は各地の海水浴場で見られるということです。砂は山から河川を通じて長い時間をかけて海に流れ出ますが、上流部にダムを建設した結果、供給される砂が減ったり、河川の砂利をコンクリートの原料として採取したために、海に流れ出る砂が少なくなったりしていることが考えられるということです。また、海水浴場の砂は波で流されても再び砂浜に戻ってくることでバランスを保っていますが、砂浜から海に突き出るような防波堤などの構造物をつくると左右からの砂の供給が減るため、砂浜の砂が減ったりするということです。
ここ10年で年10か所以上が閉鎖
しかし、砂浜の浸食だけが海水浴場が閉鎖する原因ではありません。
新潟市の浦浜海水浴場は去年、閉鎖しました。理由は海水浴客の減少。
新潟県によりますと、平成27年度の浦浜海水浴場の利用者は5400人でピークだった平成8年度の7万人余りに比べて10分の1以下にまで激減しています。海水浴客が休憩や食事をする「浜茶屋」もなく、1軒だけあった旅館も廃業しました。海水浴客が減る一方で、砂浜を清掃する作業や監視員の人件費は大きな負担となり、閉鎖を決めたのです。市の担当者は「子どもも海水浴よりプールに行くようになってきた」と話していました。
日本生産性本部が発行している「レジャー白書」によりますと、全国の海水浴人口は平成27年は760万人と平成19年の2040万人に比べて半分以下まで減少しています。東日本大震災のあとも減少傾向が続いているところをみると、必ずしも津波の影響だけではないようです。海水浴客の減少に合わせるように海水浴場の数も減少。日本観光振興協会によりますと、全国の海水浴場の数は平成17年度の1264か所から平成27年度には1111か所まで減りました。1年間で10か所以上の海水浴場が閉鎖している計算になります。
若者に進む“海離れ”若者に進む“海離れ”
若者を中心に進む「海離れ」も背景にあると指摘されています。
日本財団がことし行った「海と日本」に関する意識調査によりますと、50代や60代は「海にとても親しみを感じる」と答えた人が40%余りだったのに対して、10代は「あまり親しみを感じない」と答えた人が42.5%に上りました。また「小学生の頃にどのくらいの頻度で海に遊びに行ったか」という質問に対して、10代や20代はおよそ6割が「年1日以下」となり、ほかの世代に比べて少ないことがわかりました。「海水浴と日本人」の著書がある日本大学の畔柳昭雄教授は「携帯ゲームの普及や、テーマパークの増加などレジャーの多様化が進んでいるほか、子どもに日焼けをさせたくないとか、プールや海水浴場での水の事故への懸念から、親が子どもを海水浴に連れて行かなくなったことが背景にあるのではないか。さらには、近年、サメが海水浴場のそばで出没したことなども、海水浴の客が減少している原因になっていると考えられる」と指摘しています。
1年を通して海のイベントを1年を通して海のイベントを
海水浴は過去の風物詩になってしまうのでしょうか?
NPO法人の日本ビーチ文化振興協会は自治体や地元の住民と連携して、夏の海水浴シーズンだけでなく1年を通して海水浴場を多くの人でにぎわう場所にしようと取り組んでいます。子どもから高齢者までが参加して、地域の運動会を砂浜で開いたり、ビーチバレーボール大会などを行っています。このほかにも、海水浴のシーズンが終わったあとの海の家を図書館として活用することで、夏以外でも砂浜に人が訪れる取り組みも行っているということです。日本ビーチ文化振興協会は「夏の海水浴シーズンだけでなく、砂浜でさまざまなイベントを行って、海水浴場を1年を通して人が集まる場所にすることで全国各地の海水浴場を守っていきたい」と話しています。毎年夏に、多くの人でにぎわってきた海水浴場。その維持・管理が年々、難しくなっていますが、海に囲まれた日本の代表的なレジャーとして、にぎわいを取り戻し、活性化していってほしいと思います。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170727/k10011076281000.html?utm_int=all_side_ranking-access_005
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