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アングル:船の「盲点」突くサイバー攻撃急増【Weblog北大路機関補足:2017-08-24日付】

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アングル:船の「盲点」突くサイバー攻撃急増,ロイター報道です

黒海で今年6月に派生したGPS信号妨害は1隻の船舶がGPS信号受信を妨害されたとしてアメリカ沿岸警備隊のナビゲーションセンターに通報、沿岸警備隊が緊急調査を行った結果、黒海航行中の船舶20隻について同様の妨害があり、自動化を高度に進めGPSのみに座標標定を依存する船舶は攪乱される事で衝突や座標の危険が生じるとされています

↓以下ロイター報道
World | 2017年 08月 14日 15:55 JST 関連トピックス: トップニュース
アングル:船の「盲点」突くサイバー攻撃急増
[ロンドン 7日 ロイター] - 船舶の衛星ナビゲーションを狙ったサイバー攻撃のリスクは、各国を第2次世界大戦の無線技術に由来するバックアップ・システムの開発に向かわせている。
船舶は、衛星信号の送受信に頼る全地球測位システム(GPS)や他の類似装置を使用するが、ハッカーによる電波妨害に弱いと多くの専門家は指摘する。
世界貿易の約9割は海路を通じて行われている。海上交通路の混雑は激しさを増しており、危険が高まっている。航空機とは異なり、船舶にはバックアップのナビゲーションシステムがなく、もしGPS機能が停止した場合、座礁するか、他の船と衝突する恐れがある。
韓国は「eLORAN」という地上系電波航法技術を用いた代替システムを開発中だ。米国も同システムの開発を計画している。また、英国とロシアも無線信号を使う同テクノロジーの導入を検討している。
こうした動きは、船舶ナビゲーションシステムの混乱が近年、相次いで発生していることを受けてのものだ。そのような事態に意図的な攻撃が関与しているかは不明だ。気象の影響が、衛星信号の消失につながる可能性もあると専門家は指摘する。
韓国は昨年、数百隻もの漁船が、北朝鮮のハッカーからGPS信号に妨害を受け、予定より早く帰港したと主張。一方、北朝鮮はそのような嫌疑を否定している。
黒海で今年6月、1隻の船が、GPSシステムが妨害され、同海域にいる20隻以上の船が同様の被害に遭っていると、米沿岸警備隊のナビゲーションセンターに通報した。
米沿岸警備隊の当局者らも、船舶に搭載されているGPSへの妨害によって、2014年に数時間、ある港での活動に障害が生じたことを明らかにした。また、その翌年にも別の港で同様の被害が起きたとしているが、どの港かは明らかにしていない。
https://jp.reuters.com/article/cyber-threats-ships-idJPKBN1AR065
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