北朝鮮ミサイル 襟裳岬の東 約1180キロの太平洋上に落下と推定 防衛省(北大路機関防空情報)2017-08-29 Tue 12:08
![]() 襟裳岬の東 約1180キロの太平洋上に落下と推定 防衛省8月29日 9時56分 北朝鮮ミサイル 事前通告なしの日本上空通過は平成10年以来8月29日 9時50分 北朝鮮ミサイル 各地で防災無線が作動しないトラブル8月29日 9時08分 米の衛星が発射キャッチ 自衛隊が追尾8月29日 7時06分 北朝鮮ミサイル 各地で不安の声8月29日 9時57分 ↓以下NHK報道 襟裳岬の東 約1180キロの太平洋上に落下と推定 防衛省 8月29日 9時56分 防衛省などによりますと、北朝鮮西岸から29日午前5時58分ごろ、弾道ミサイル1発が北東方向に向けて発射され、午前6時5分から7分ごろに、北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、発射からおよそ14分後の午前6時12分ごろ、襟裳岬の東およそ1180キロの太平洋上の日本の排他的経済水域の外に落下したと推定されるということです。 これまでのところ、日本国内や付近の海上への落下物は確認されておらず、船舶や航空機への被害の情報は入っていないということです。飛行距離はおよそ2700キロ、最も高い高度は襟裳岬の上空でおよそ550キロだったと推定されるということです。 飛行距離などから中距離弾道ミサイルの可能性があるとみられるということです。防衛省は弾道ミサイルに対処できるイージス艦を日本海に展開し、防衛省などに地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3を展開していますが、破壊措置は実施していないということです。 発射されたミサイルは、その後、日本海の上空で3つに分離したと推定されるということです。また、飛行コースについては通常より高く打ち上げる「ロフテッド軌道」ではないとみられ、通常の軌道で飛行した可能性があるということです。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011116921000.html?utm_int=word_contents_list-items_003&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮ミサイル 事前通告なしの日本上空通過は平成10年以来 8月29日 9時50分 防衛省によりますと、北朝鮮が、発射の方向などを国際機関に事前に通告せずに日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射するのは、平成10年8月に、「テポドン1号」を発射した時以来だということです。この際、北朝鮮は、発射のあと、国営メディアなどを通じて、「人工衛星を打ち上げた」と発表したということです。 去年2月に沖縄県の先島諸島付近の上空を通過したケースなどでは、北朝鮮は、人工衛星を打ち上げるとして、発射を予定している期間や時間帯、それに部品の落下海域などを、事前に国際機関に通告していました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011117071000.html?utm_int=word_contents_list-items_004&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮ミサイル 各地で防災無線が作動しないトラブル 8月29日 9時08分 北朝鮮のミサイル発射について「Jアラート=全国瞬時警報システム」と連動して自動で町民に情報を伝える防災行政無線が作動しないトラブルが各地で起きています。 このうち、北海道えりも町では防災行政無線のスピーカーが屋外におよそ50か所ありますが、いずれも音が出なかったということです。 これまでの年に数回の訓練では正常に作動していたということで町などが原因を調べています。 また、長野県上松町ではミサイル発射のJアラートの情報を受信しましたが、防災行政無線が自動で作動せず、町内全域で音声が流れなかったということです。 町は、およそ30分後に防災行政無線で職員が情報を読み上げる形で対応したということです。 さらに新潟県糸魚川市でも防災行政無線が自動で作動せず、手動で対応したということです。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011116931000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001 米の衛星が発射キャッチ 自衛隊が追尾 8月29日 7時06分 発射を最初にキャッチするのはアメリカの早期警戒衛星です。この衛星には高感度の赤外線センサーが搭載され、発射の際に放出される1000度を超える熱をとらえることができます。 この衛星の情報をもとにおおまかな発射場所や発射の方向などが割り出され、追尾が開始されます。 追尾を行うのは日本近海に展開する海上自衛隊のイージス艦です。 高性能レーダーで上空500キロ以上の大気圏外を飛行するミサイルをとらえる能力があり、万が一、日本国内に落下する場合「SM3」という迎撃ミサイルで撃ち落とすことができます。 航空自衛隊の高性能レーダー「FPS5」を備えた国内各地のレーダーサイトも追尾を行います。 このレーダーは青森県むつ市、新潟県佐渡島、鹿児島県下甑島、沖縄県糸満市の4か所に設置され、1000キロ以上離れた場所で発射されたミサイルを、上昇を始めた早い段階からとらえる能力があります。 自衛隊はイージス艦と各地のレーダーサイトで、発射後、日本に向かうことがないか監視することになっています。 一方、イージス艦が撃ち落とせなかった場合は航空自衛隊の地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3が地上近くで迎撃します。 自衛隊は今回、東京の防衛省などにPAC3の部隊を展開させ、万が一、日本国内に落下するおそれがあれば撃ち落とす態勢を整えています。 ただ落下のおそれがなく日本の上空を通過する場合は、迎撃ミサイルを発射することはないということです。 アメリカ軍や自衛隊の情報は東京のアメリカ軍横田基地にある航空自衛隊航空総隊司令部に集約され、飛行コースや落下地点の解析が直ちに行われます。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011116651000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002 北朝鮮ミサイル 各地で不安の声 8月29日 9時57分 北朝鮮のミサイル発射を受け、各地で不安の声が聞かれました。 北海道では 函館市の水産物の卸売市場の関係者は「ミサイルが発射された時、ちょうどせりをしていた。携帯電話が鳴り響いたが、何が起きたかよくわからなった。とても怖いので、日本政府には、北朝鮮にこれまで以上に厳しい対応をとってほしい」と話していました。 また別の市場関係者は「市場の中にいたのでミサイルが発射されたことは知らなかった。とても怖いです」と話していました。 JR札幌駅では、改札口にある電光掲示板に『北朝鮮のミサイル発射の影響で各方面への列車に遅れや運休が生じています』という表示が出ていました。 駅にいた女性は「緊急速報メールを受信しましたが、『逃げてください』と言われてもどこに逃げていいのかわからず、ホテルの部屋にいました」と話していました。 また出張で北海道に来ていたという男性は「緊急速報メールの音が鳴ってとても驚きました」と話していました。 東北では東北では JR東日本によりますと、宮城県内では新幹線や在来線が安全確認のため一時、運転を見合わせ、仙台駅の窓口では駅員に運行状況を尋ねる人や、スマートフォンで情報を確認する人などが見られました。 Jアラート=全国瞬時警報システムが鳴ったとき仙台駅にいた40代の女性は「聞いたことがない音だったのでびっくりしました。頑丈な建物に避難するようにとあったのでそのまま仙台駅にいました」と話していました。 仙台に向かう夜行バスの中でJアラートが鳴った男性は「バスの中でアラートが鳴り響いて騒然とした雰囲気になりました。すごく怖かったですが、仙台駅に着いてからすぐに地下に移動しました」と話していました。 漁業者は 山形県鶴岡市の鼠ヶ関港では漁業者から不安の声が聞かれました。 港で作業をしていた82歳の男性は、「防災行政無線のサイレンがいつもと違う不気味な音だったので何かがあったと感じ、不安になりました。ミサイルが落ちてこないか今後も心配です」と話していました。 また、67歳の男性は、「ミサイルが日本の上空を通過するまでの間、不安な気持ちが続きました。今後もミサイルの発射が続くといか釣り船団などの漁に影響が出ると思う」と不安そうに話していました。 一方、山形県によりますと、県内の漁協に所属するいか釣り漁船3隻が、当時、ミサイルの飛行ルートに近い北海道の北西沖の海域を航行中だったということで、県が引き続き情報の収集を進めています。 北海道えりも漁業協同組合の神田勉組合長は北朝鮮のミサイル発射について「襟裳岬付近の上空を飛んだということで非常に驚いている。これまでに被害の連絡は入っていないが、大変危険なことで、心配している。きょうのようにいきなり発射情報が出された場合、沖合に出ている船にどのように周知できるのか今後、協議していくことになると思う」と話していました。 北海道東部の根室市の花咲港には午前9時ごろ、太平洋でサンマ漁をしていた小型船1隻が戻りました。 58歳の漁業者の男性は、「頭の上に飛ばされたようなもので、危なくて心配です。落下地点はサンマの漁場の近くなのでなんとかしてほしい」と話していました。 ツイッター上でも インターネットのツイッター上では、突然の避難の呼びかけに戸惑う投稿が相次いでいます。 このうち茨城県在住と書かれている人は「付近の頑丈な建物か、地下に避難といわれても、そんなの有りません。とりあえず、家中の窓とカーテン、シャッターを閉めて子どもたちを一階の部屋の真ん中へ集めておきました」と投稿しています。 また栃木県に住んでいるという人は「頑丈な建物や地下に避難してくださいといわれても、そんな建物はない」と書き込んでいたほか、別の人は「外に出るよりうちにいよう。でも避難所くらい確認しないと。反省」といった投稿も見られました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011116911000.html?utm_int=word_contents_list-items_003&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB スポンサーサイト
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