国連安保理 北朝鮮ミサイル発射の即時停止求める議長声明採択(北大路機関防空情報)2017-08-30 Wed 12:14
![]() 国連安保理 ミサイル発射の即時停止求める議長声明採択8月30日 10時05分 北朝鮮ミサイルを米国連大使ら激しく非難 国連安保理前に8月30日 5時36分 北朝鮮ミサイル 意図的に飛距離抑えたか失敗か分析8月30日 6時09分 北朝鮮 「火星12型」の発射訓練実施と発表8月30日 6時42分 北朝鮮への圧力強化へ 国連安保理で新決議採択へ働きかけ8月30日 6時00分 ↓以下NHK報道 国連安保理 ミサイル発射の即時停止求める議長声明採択 8月30日 10時05分 北朝鮮のミサイル発射への対応を話し合う緊急の会合を開いた国連の安全保障理事会は、日本時間の午前9時すぎ、日本の上空を飛んだミサイルを発射した北朝鮮を非難するとともに、発射の即時停止を求める議長声明を、全会一致で採択しました。 北朝鮮が日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受けて、国連の安保理では、日本、アメリカ、韓国の3か国の要請に基づいて、日本時間の30日午前6時前から緊急の会合が開かれ、北朝鮮を非難する議長声明が全会一致で採択されました。 声明は、「安保理は北朝鮮による他の国連加盟国を脅かす暴挙を強く非難する」として、日本の上空を飛んだミサイルを発射した北朝鮮を改めて非難したうえで、「北朝鮮によるこうした行為の即時停止を求める」としています。安保理の議長声明は、決議のような拘束力はないものの、報道機関向け声明より強い安保理の総意を示すものです。 採択を受け、日本の別所国連大使は「議長声明の迅速な採択を歓迎する。北朝鮮が国際社会の要請に答えるよう求める」と述べました。 安保理で北朝鮮の核やミサイル開発に対する議長声明が採択されるのは、2012年4月に北朝鮮が人工衛星と称して事実上の弾道ミサイルを発射したとき以来、4度目です。 安保理では、今後の対応をめぐって、追加の制裁を目指すアメリカや日本と、これまでの制裁の実施を重視する中国やロシアとの間で立場の違いがある中、新たなミサイルの発射を厳しく非難するメッセージを迅速に打ち出すことを優先した形となりました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011118681000.html?utm_int=word_contents_list-items_001&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮ミサイル 意図的に飛距離抑えたか失敗か分析 8月30日 6時09分 29日、北朝鮮から発射された弾道ミサイルは北海道の上空を通過して太平洋上に落下したと推定され、防衛省は新型の中距離弾道ミサイルの可能性が高いとしています。飛行距離がこのミサイルの最大射程の半分ほどだったことから、防衛省は意図的に飛行距離を抑えたか失敗した可能性があると見てさらに分析を進めています。 防衛省によりますと、29日午前6時ごろ、北朝鮮西岸のスナンから弾道ミサイル1発が発射され、北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、およそ2700キロ飛んで太平洋上に落下したと推定されています。 防衛省は、飛行距離などからことし5月に発射され日本海に落下した新型の中距離弾道ミサイルの可能性が高いとしています。 このミサイルの場合、最大射程はおよそ5000キロとされていますが、防衛省によりますと、今回は最も飛行距離が出る軌道で発射されたと見られるものの、飛行したのは最大射程の半分ほどでした。 このため防衛省は、燃料を少なめにしたり、飛行の途中で燃料の供給を止めたりして意図的に飛行距離を抑えたか、失敗した可能性があると見て、発射の状況について分析を進めています。 また、北朝鮮西岸のスナンから発射が確認されたのは今回が初めてで、防衛省は北朝鮮が奇襲能力を示そうとした可能性があると見て、意図などについても分析しています。 海自元司令官 冷静な対応が必要 北朝鮮による弾道ミサイルの発射について、海上自衛隊の元司令官は、今後も飛行距離や精度を検証するために日本の上空を通過する発射を行う可能性はあるとしたうえで、冷静な対応が必要だと指摘しています。 海上自衛隊の司令官を務めた元海将の香田洋二さんは、北朝鮮が29日発射した弾道ミサイルについて、グアム島周辺に発射すると予告した中距離弾道ミサイルの「火星12型」の可能性があると指摘しています。そのうえで、「火星12型は、実質的に北朝鮮が初めて持つ中距離弾道ミサイルだが、実際に長距離を飛ぶか確認できていなかった。また、予定した軌道を飛ぶか、軌道を外れた場合に修正できるかというテストもしていない。それらは実際に長距離を飛ばしてみないとできないので、今回は確認の意味で発射したと思う」と話しています。 そして「グアム周辺に撃つと予告した以上、飛行距離としては北朝鮮からグアムまでの3300キロを狙ったと見るのが常識的だと思うが、何らかの理由で今回は2700キロと短かった。原因を調べて修正し、また発射することは十分に考えられる」と述べ、今後も日本の上空を通過する発射を行う可能性があるとしています。 一方で、「よほどのトラブルが起きない限り、ミサイルは日本のはるか上空を飛んでいくので、それ自体が直接、日本に危害を加えるということではない。冷静に物事を見ながらも、どう自分が行動するかということを考えておくことが必要だ」と述べ、冷静な対応の必要性を指摘しました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011118331000.html?utm_int=word_contents_list-items_004&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮 「火星12型」の発射訓練実施と発表 8月30日 6時42分 北朝鮮は、韓国で行われているアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習に対抗して29日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射訓練を北海道の上空を通過させる形で行ったと、30日、国営メディアを通じて発表しました。 北朝鮮は29日、首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)付近から日本海に向けて、弾道ミサイル1発を発射し、北海道の上空を通過して襟裳岬の東およそ1180キロの太平洋上に落下したと推定されています。 これについて北朝鮮の国営メディアは「首都ピョンヤンで、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、新たに配備された中距離弾道ミサイル『火星12型』の発射訓練が行われた」と30日、写真とともに発表しました。 公開された写真では、空港の一角と見られる場所で、「火星12型」が、オレンジ色の炎を吹き出して徐々に上昇していく様子が写っているほか、見上げるキム委員長の後ろのモニターには、日本を飛び越えて太平洋に落下するミサイルの予定軌道が表示されているのが確認できます。 「火星12型」は、北海道の渡島半島と襟裳岬の上空を通過して北太平洋上の目標水域に予定どおり落下したとしたうえで、韓国で31日まで行われているアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習への対抗措置だと主張しています。 キム委員長は訓練のあと、「今後、太平洋を目標として弾道ミサイルの発射訓練を多く実施すべきだ」としたうえで、「われわれはアメリカの言動を引き続き注視し、それによって今後の行動を決心する」と述べて、トランプ政権の出方を強くけん制しました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011118621000.html?utm_int=word_contents_list-items_003&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮への圧力強化へ 国連安保理で新決議採択へ働きかけ 8月30日 6時00分 政府は、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことは、重大で深刻な脅威だとして、北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるため、国連安全保障理事会でさらに厳しい制裁決議が採択されるように働きかけるなど、圧力を強化していく方針です。 北朝鮮が29日の早朝、事前の通告なく発射した弾道ミサイルは、北海道の渡島半島と襟裳岬の上空を通過して太平洋に落下しました。 飛しょう距離は、およそ2700キロ、最高高度はおよそ550キロと推定され、防衛省は中距離弾道ミサイル「火星12型」の可能性があると見て詳細な分析を進めています。 政府内では、今回のミサイルの飛行ルートが、北朝鮮が先に発表していたグアム島周辺への発射計画と異なったことについて、河野外務大臣が「アメリカの対応にひるんだ可能性がある」と指摘するなど、北朝鮮がアメリカへの影響を考慮した可能性があるという見方が出ています。 ミサイルの発射を受けて29日は、安倍総理大臣が直ちにアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、「これまでとレベルの異なる深刻な脅威で、北朝鮮に対話の用意がないことは明らかだ」と述べ、北朝鮮に核や弾道ミサイル開発を断念させるため、圧力を強化していくことで一致しました。 安倍総理大臣は30日午前、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領とも電話会談を行う方向で調整を進めています。 政府は、今後アメリカや韓国と緊密に連携して、国連安全保障理事会で、さらに厳しい措置を盛り込んだ、新たな制裁決議が採択されるよう働きかけていく方針です。 また、政府は、北朝鮮が来月9日に建国記念日を控え、弾道ミサイルの発射など挑発行動を続けるおそれがあるとして高度な警戒監視態勢を維持していくことにしています。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011118361000.html?utm_int=word_contents_list-items_006&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 北朝鮮ミサイルを米国連大使ら激しく非難 国連安保理前に 8月30日 5時36分 29日夕方(日本時間30日朝)の国連安保理の緊急会合を前に、各国の国連大使からは北朝鮮のミサイル発射を厳しく非難する声が相次ぎました。 このうちアメリカのヘイリー国連大使は「1億3000万人が暮らす日本のように、いかなる国にとっても自国の上空をミサイルが飛ぶことがあってはならない。北朝鮮はあらゆる安保理決議に違反している。私は何か重大なことが起きると考えている」と述べて、北朝鮮への圧力を強化していく構えを見せました。そのうえでヘイリー大使は「ロシアと中国がこれまでのようにともに行動することを望む」と述べて、ロシアと中国に対してアメリカに同調するよう求めていく考えを示しました。 イギリスのアレン国連次席大使も無謀で違法な行為を強く非難するとしたうえで、緊急会合について「北朝鮮に対するこれまでの対応と、今後の対応として何が適切か議論できるだろう」と述べて、さらなる措置について協議するとの見通しを明らかにしました。 また、日本の別所国連大使は、安保理が一致したメッセージを北朝鮮に送ることが大切だと述べて、安保理の結束に期待を示しました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011118471000.html?utm_int=word_contents_list-items_008&word_result=%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%20%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB スポンサーサイト
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