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第二北大路機関

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シリア報道と戦場ジャーナリスト拘束 一概に批判できない 伊勢の応

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シリアで拘束された安田さん、もう少し慎重な行動は出来なかったのか、と思うのですが、AFP通信のような現地記者との契約や、最後の手段としての現地入りに必要な戦場保険加入ができない、という経済的な現実があるにしても、しかし、個人メディアというかフリージャーナリストへ出資する大手報道機関が減った、と言いますか、そもそも費用を要する報道というものが素人報道、この第二北大路機関を含む、に押されている印象があるのかな、と

湾岸戦争の頃にはフリー記者へも現地入り前に一万ドルを手渡してくれた時代がある、という話ですが、現在はそんな一万ドルの取材費前借は、なかなか聞かなくなりましたし、そして現地での安全確保に必要な費用が一日一万ドル、という、滞在一日となってしまうという。これを考えると、必要な現地報道を買い叩いている事で安上がりを求められる結果、拘束される事例が続くのかな、と考えたりもします、つまり、大手メディアの買いたたきにも問題が大きい

しかし、大手メディアも購読料をはじめ収入がどんどんと減る中で、民主主義の担い手へ世界の現状を知らせようにも元手が無い、という状態に陥る訳でして、これが逆に大衆迎合主義、今風に言えばポピュリズムの温床になってゆく危惧も考えておくべきなのかもしれませんね。難しいのは、これを問題であると考えているのか、という受け手、主権者側の問題があるのでして、まわりまわって、ということ。結果、使命感を持って書いたフリー記者の記事に安価と危険を等価交換する、という
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